宇宙とつながる、私たちの身体

宇宙の流れと、私たちの内側はつながっている
私たち人間の身体は、およそ60兆個の細胞からできています。
それぞれの細胞は分子から、分子は原子から、さらにその中の陽子・中性子といった微細な存在によって構成されています。
そしてその最小単位たちは、身体の全体に従いながら働き、
私たちの身体は地球の重力、自転、公転といったエネルギーに日々影響を受けて動いています。
地球は太陽系の中で動き、太陽系は銀河系のエネルギーにコントロールされています。
つまり――
私たちは、細胞の奥深くから銀河のかなたまで、一直線に“つながっている”存在なのです。
本来、そのつながりがまっすぐに整っていれば、空間のエネルギーや大地のエネルギーと自然に調和し、
私たちは深いリラックスの中で生きることができるはずなのです。

“小さな私たち”が宇宙に支えられている
この広大な宇宙の中で、私たちが暮らしている地球は、砂漠の一粒にも満たない小さな星です。
その中で60億以上の人が、それぞれの暮らしを営んでいます。
私たちは科学によって多くのことを知ったように思えますが、
実は、宇宙の全体像に比べれば、まだほんの一部を見ているにすぎません。
たとえば、アリは自分の周囲のわずかな世界しか知りません。
パソコンの存在も、国という概念もないまま、自信を持って生きています。
私たち人間もまた、アリと同じように、自分たちの知っている範囲を「世界のすべて」だと信じているのかもしれません。
でも実際は、想像をはるかに超える存在、想像すらできないようなエネルギーがこの宇宙にはあります。
それは“誰か”がコントロールしているのではなく、ただ自然に、宇宙の理として“そこにある”エネルギーなのです。
そのエネルギーによって、人間も動物も草木も、生かされています。
意識とエネルギーの関係
この宇宙に満ちているエネルギーを、私たちが活かすことができるかどうか――
その鍵は「意識」にあります。
人間の身体は、意識によってコントロールされています。
意識とは無形のもののようですが、実際にはエネルギーとしての性質を持ち、
空間のエネルギーとつながったとき、身体に大きな影響を与えることができるのです。
ここで言う「意識」とは、リラックスし、その中で思い描く“意念”のことです。
空間のエネルギーは、こちらがアクセスしようと努力しなくても、
すでに私たちに向かって、優しく口を開いてくれています。
ただ、それに気づかずにいると、私たちは限られたエネルギーを消耗しながら生きてしまいます。
空間のエネルギーとつながることは、心と身体を潤し、楽に生きるための大切な手がかりになるのです。
宇宙とつながるための方法
この壮大なエネルギーとつながるために、特別な儀式や準備は必要ありません。
必要なのは、たった2分間のリラックス――それだけです。
ほんの2分でも、自分の中で「今からリラックスを始めます」と宣言し、
宇宙のエネルギーを感じながら深呼吸をしてみてください。
空気とともにエネルギーを吸い込み、お腹から悪いものを吐き出すイメージを持って、
その時間だけは日常から切り離された“特別な時間”として意識して過ごしてみてください。
それを毎日続けることで、少しずつ身体と心に変化が訪れてくるかもしれません。

身体は、必ず整おうとする
私たちの身体には、本来、自らを癒す力が備わっています。
だからこそ、空間のエネルギーと意識がつながったとき、
そのエネルギーは、病を癒し、心を整える方向へと働いてくれるのです。
病んでしまった心や身体を修復するエネルギーは、
いつも、空間の中に存在しています。
それがなければ、私たちはこの宇宙の中に存在することはできないはずです。
そして、日々をより心地よく過ごすために――
空間のエネルギーを意識しながら、自分自身を整えていくこと。
それが、心と身体の「本来のかたち」に戻っていく、静かな一歩になるのだと思います。