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五感を超えて─眠っている力を開く

五感を超えて─眠っている力を開く

五感に閉じた「引き出し」

私は、気をコントロールする力が特別に優れているわけではありません。むしろ、地球上に暮らす多くの人と同じ、平均的な力を持っているだけだと思っています。けれど、この「気を扱う力」は、実は誰にでも備わっているものです。

本来、人には無数の“引き出し”が備わっています。ところが、その多くは一生を通じて開けられることなく終わってしまいます。五感だけでは開けられない引き出しだからです。固定観念や既成概念に縛られていると、その扉はなおさら重く閉ざされたままになります。

渡り鳥が示す、六感以降の世界

人間は知能が高い分、五感の範囲内で多くを処理し、生きています。それは便利ですが、逆に六感以降の感覚を閉ざしてしまう原因にもなっています。渡り鳥が海と空しかない中を何千キロも飛び、まるで座標を知っているかのように目的地にたどり着けるのは、五感の範囲では説明できません。人間ならレーダーや地図が必要ですが、鳥はもっと大きな感覚に従っています。人にも本来、六感、七感、八感…といった感覚が備わっているのです。

人は空間のエネルギーと地のエネルギーに生かされています。太陽が燃え、地球が回り続ける力は、人間にとって欠かすことのできない最高のサプリメントです。ただし、自然と取り込むだけでは最低限。呼吸を通じて「迎え入れる」と意識して吸い、「不要なものを吐き出す」と思いながら吐く──その繰り返しで、治癒力は確かに高まります。

波動を「強める」ということ

波動とは、その人自身を表す固有のエネルギーだと私は感じています。一億人いれば一億通りの波動があり、それこそが「その人そのもの」です。だから「波動を上げる」というより、「強める」という表現がふさわしいのだと思います。

感情は波動に大きな影響を与えます。不安定なときには波動が弱まり、負のスパイラルに入りやすくなる。反対に安心や自信が芽生えると、良いスパイラルに入り、一気に波動が強まります。人は身体を借りて生きるエネルギー体。そのエネルギー体は空間と地のエネルギーを必要とします。意識して取り込む習慣を持つことで、眠っている力をより多く発揮でき、治癒力が高まり、心身は整っていくのです。

もし今の生活で「五感に閉じこもっている」と感じるなら、六感以降の感覚を少しずつ開いてみませんか。面談では、呼吸を通じたエネルギーの取り込み方や、波動を強めるための視点を、一人ひとりに合わせてお伝えしています。京都の町家の静かな空間で、自分の中に眠る“最高のサプリメント”を確かめていただければと思います。

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profile

田中さくサクラガカオル主宰

大阪生まれの京都在住。
4歳の頃から、人の気や目には見えないものを映像のように感じ、小学1年生の時にはその違いを自覚していました。
言葉で説明するのが難しく、研究者の協力を得ながら、自分が感じるエネルギーの正体を知っていきました。
14歳で、空間や大地のエネルギーが人の自然治癒力を高めることを確信し、以来40年にわたり、エネルギーによる調整を続けてきました。
これまで1万人近い方と向き合い、医療では難しいとされた症状でも、多くの方が回復を実感しています。
サクラガカオルでは、気を充填した天然石を自由に触れ、エネルギーを感じることができます。
予約があれば、直接「気」をお入れすることも可能です。
京都にお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。

サクラガカオル

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京都府京都市下京区恵美須屋町179ー2
Open 11:00a.m.- 5:00p.m.