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「治る力」を呼び覚ます

「治る力」を呼び覚ます

戻ろうとする力

本来、人には自らを癒す力が備わっています。
私たち人間の身体には、もともと「元に戻ろうとする力」――すなわち自然治癒力があります。たとえば、切り傷ができたときには、すぐに皮膚が再生を始め、やがてかさぶたとなって完治へと向かいます。骨折をしても、同じように骨は再生を始め、元の状態に戻ろうとする働きが起こります。
身体はどんなときでも、決してあきらめることなく、回復へと進もうとしています。
けれど、今の社会の中で、この“戻ろうとする力”が弱くなっている方が多く見られます。たとえば、身体に悪性のものができた場合、本来であれば身体は全力で回復へと向かいますが、戻そうとするバネが弱まっているため、その力が病に負けてしまうことがあるのです。
実際、ほとんどの場合(すべてではありませんが)、人が本来持つ治癒力の方が、悪性腫瘍そのものよりも強いのです。

五感を越えて

では、どうすればこの治癒力を高めることができるのでしょうか。
人はふだん五感を使って生きています。そして多くの場合、その五感だけに頼っています。対して、動物や鳥、虫たちは、五感を持ちながらも、それにとらわれずに生きています。彼らには「概念」がないからです。
私たち人間は、知能が発達しているがゆえに、固定観念や既成概念を持ち、それが遺伝子にも影響し、子孫にまで受け継がれてきました。結果として、五感だけで物事を判断することが、いつの間にか常態化してしまっているのです。
でも本来、人には六感、七感、八感……と続く、さらに深い感覚が必ず備わっています。
その感覚をうまく活用できるようになると、知能と感覚の両方を用いて、自分自身をより良い方向へとコントロールできるようになります。
ただし、その感覚の“引き出し”は、多くの人が開けないまま生涯を終えてしまうのが現実です。
たとえば渡り鳥は、何の目印もない海の上を越え、迷うことなく目的地にたどり着きます。鮭も同様に、生まれた川に必ず戻ってきます。彼らは五感だけでなく、もっと別の感覚――「帰属感覚」とでも呼ぶべきもの――を使って生きています。
人間も、本来はそれと同じように、感覚をもっと自由に使うことができる存在なのです。

固定観念を外す鍵は「エネルギー」

人がこの感覚を取り戻すためには、「固定概念を外すこと」が重要です。ですが、それは簡単なことではありません。そこを助けてくれるのが、「空間のエネルギー」「地のエネルギー」です。
エネルギーを意識することで、私たちは状況に応じて、不要な概念を外しやすくなっていきます。
身体に必要なエネルギーが不足すると、眠気や空腹といったサインを通して知らせてくれます。しかし、空間や地からのエネルギーが足りなくなっても、身体はその不足を教えてくれるサインを発してくれません。
そのため、気づかないうちに“治癒力の栄養失調”になり、心や身体に不調をきたしてしまうのです。

バネが伸びきる前に

人の身体には「心のバネ」と「身体のバネ」があります。
本来そのバネは、車のサスペンションのように、多少の重みがあっても簡単にはへこたれないものです。けれど、エネルギーが足りなくなると、そのバネがどんどん弱っていき、やがてプラモデルのような細いバネに変わってしまいます。
心のバネには日常のストレスが、小さなオモリのようにぶら下がり、ついには自分自身でも引き上げられなくなることがあります。
身体のバネも同様です。小さな不調や病気であっても、もはやバネが支えられないほど弱ってしまっている――そんな状態に陥ることもあるのです。
では、どうすればバネを元の強さに戻すことができるのでしょうか。

リラックスという「準備」

まず大切なのは、「リラックスすること」です。
けれど、リラックスとは、どこかから持ってくることのできる“物”ではありません。ですので、まずは「仮のリラックス」を心に置いてみてください。
毎日、ほんの2分間だけ、「今からリラックスをします」「今日はこれで終わります」と、はじまりと終わりを心の中で明確にし、日常とは切り離された時間を持ってみるのです。
その2分間で、空間に存在するエネルギー――太陽を動かし、地球を自転させ、宇宙を正確に巡らせる、そんな壮大な力――を、意識しながら吸い込みます。
それは、人間の科学では決して生み出せない“サプリメント”のようなものです。
吸い込むときには鼻から、吐き出すときにはお腹から悪いものを吐くように。
その呼吸をゆっくりと繰り返しながら、「今、自分はリラックスしている」と思い込んでください。
すぐに効果が現れるものではありませんが、続けていくことで“仮”のリラックスが“本物”のリラックスへと育っていきます。

意念の力

リラックスの中で「こうなった」という未来をイメージする――それが「意念(いねん)」の力です。
「悪性腫瘍が小さくなりました」「自分は健康です」と、結果を先取りして思い浮かべることで、意識は身体に強く働きかけるようになります。
お願いをするのではなく、「こうなった」と“決定する”。
この意念が働くことで、悪性の細胞はその場に留まることができなくなり、治癒力によって消滅へと向かう可能性が高まります。

波動の近づけ方

意識を空間の波動に近づけるには、波動の高い石を使うことが有効です。
ただし、どんな石でも良いというわけではありません。

  • ご自身に合っていること
  • 元々の波動が高いこと
  • 必要なエネルギーにコントロールされていること

これらの条件が揃った石が理想的です。
また、石に入っている波動にも注意が必要です。天然石は鉱物ですから、他人の波動が入ることがあります。中には、特殊に良くない波動が入り込んでいることもあります。
効果のある石をお持ちの方は、ぜひその石を手にしながら、空間のエネルギーを感じ、呼吸を通じてリラックスしてみてください。

小さな習慣が、癒しの扉をひらく

人には、本来備わった「治る力」があります。
その力を育て、引き出していくために、空間や地のエネルギーを日々感じ、ほんの少しの時間でもリラックスの習慣を持つ――それが、心と身体を回復へと導く、大切な一歩になるかもしれません。

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田中さくサクラガカオル主宰

大阪生まれの京都在住。
4歳の頃から、人の気や目には見えないものを映像のように感じ、小学1年生の時にはその違いを自覚していました。
言葉で説明するのが難しく、研究者の協力を得ながら、自分が感じるエネルギーの正体を知っていきました。
14歳で、空間や大地のエネルギーが人の自然治癒力を高めることを確信し、以来40年にわたり、エネルギーによる調整を続けてきました。
これまで1万人近い方と向き合い、医療では難しいとされた症状でも、多くの方が回復を実感しています。
サクラガカオルでは、気を充填した天然石を自由に触れ、エネルギーを感じることができます。
予約があれば、直接「気」をお入れすることも可能です。
京都にお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。

サクラガカオル

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京都府京都市下京区恵美須屋町179ー2
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